謎のセミナーやサークルには引っかからないように

騙す

こんにちは。

皆さんはこんな経験はありませんか?何年も音信不通だった人からいきなり食事の誘いが来る、仕事や何かで知り合った人からよく分からない「セミナー」と称した集まりに誘われるなど。大人になると誰もが一度や二度はこういうことに遭遇しますよね。あれ何なんですかね。ちょっと思い出したので書いてみようと思います。

過去に体験した「集まり」

もう20年近く前の話です。当時出向していた某企業で、同じく他の会社から出向していたある男とUNIXの教育を受けていました。そして僕はサーバ管理者として働いていたのですが、ある日その男(以降「G」と記載します)からメッセンジャーで「自分が参加しているサークルの集まりがあるんだけど、一緒に行かないか」というような誘いを受けます。サークルって何なのか聞くとちょっとはぐらかしながらも、良いモノをごにょごにょと・・・。

僕の同僚も同じ誘いを受けていて、絶対に怪しいやつだよと話していました。それでもGからの誘いは続いて、面倒臭かったのと、怪しいやつだってことを確認したくなった僕は、同僚にそのように話してから、Gに「いいよ」と返答しました。その後も「ただいるだけでいいから、何か勧められても断って構わないから」なんてメッセージがきて、この時点でああなるほどねと思っていました。

当日、仕事が終わってからGと待ち合わせて新宿西口のとある雑居ビルに行きました。ある部屋に入るとすでに30人ぐらいの人がいて一斉に「こんばんわ!」と言ってきます。ああ、やっぱり止めときゃよかったと思いました。そして時間になると、リーダー格のような男が前に立って何やらしゃべり始めました。モノは忘れましたが、何か高額な商品の話です。その説明にいちいち「お~!」とか「最高!」とかでかい声で反応する他の会員たち、あー、もうクソ怪しいと思いながらもその様を聴いていました。

説明が終わって雑談タイムになると「○○さん入会します」「わー(ぱちぱちぱち)」ともう見事に丸め込まれる人が何人か。興味ない僕はもう帰りたいな思っていたところへ、先ほどのリーダー格の男がやってきて、「Gくんの知り合い?」みたいな会話から「これ(商品)は本当に良いモノだから是非一緒に広めてほしいなぁ」と言ってきたので「いえ、いいです」と答えたのです。するとそのリーダー格の男の表情が変わって「いいってどういうこと?」と聞いてきたので「興味が無いんです、そういうこと」と答えたら「興味がないってどういうこと?なんでここへ来たの?」みたいなことを言ってきて、「興味が無いから出てってくれ」と言われたのでその場を後にしました。

これがある種のMLM(マルチレベルマーケティング)、俗に言うネットワークビジネスなのは明らかで、会員を集める目的のセミナーというものだったわけですが、Gもその会員で恐らく末端の位置にいたのでしょう。彼が誘って誰かが会員になれば、Gの下に「支店」ができて・・・みたいな感じだったんでしょうね。あの後、雑居ビルを出た僕は後からついてきたGと共にメシを食って帰りましたが、以降はあまり会話しなくなりましたね。彼にとってももう用は済んだわけだし。

彼らの大義名分は「夢」

彼らの口説き文句として「夢をかなえる」というのがあります。このビジネスをすれば人脈も広がり、海外旅行に行きたいとか、若いうちからリタイヤして優雅に暮らすとか、みんなの「夢」をかなえるものだということを強調してきます。リーダー格の男の説明にも何度も出てきた記憶があります。

夢をかなえるのと、その説明に出てくる高額な商品がどう関係があるんだと思いながら話を聞いてましたが、夢を実現に導くのがその商品である必要はないし、ネットワークビジネスの多くは、そう言っておきながら末端会員は在庫を抱えるばかりで、その在庫を売ったリーダー格の人間が美味しい思いをするだけじゃないですかね。

夢を実現させるために、そんな謎のサークルに加わることなんて無意味だし、そもそもリーダーにのし上がれるほどの人脈やセールスができるのであれば自分で何か始めちゃった方が、より成功に近づくんじゃないでしょうか?

行ってはダメ

あの時、僕は「怪しい集まりというのを確認」するということでGの誘いを受けたわけですが、本来はきっぱりと断って行かないべきなんですよね。その場に行くというのは、相手にとっては「脈あり」ということなので、向こうとしてはなんとしてでも引き入れようとしてくると思います。

リーダー格の男に声をかけられて「ここで断ったらGに悪い」とか一生懸命引き込もうと口説いてくる人たちに「ここまで時間を使わせたのに断ったら申し訳ない」とか「その場に行ったのに興味をもたないなんて彼ら全員に変だと思われる」とか、そんな風に思ってしまうと隙を与えてしまいます。僕ははっきり「興味ない」と言ったので、ケンカ腰になりましたがその場を出ることができました。幸いだったのは、そのセミナーとかにいた人たち全員が「大したこと」なかったことです。中には隔離して逃げられないように部屋の一番奥の隅っこに座らせて、首を縦に振るまで帰さないみたいな、強引なやり方もあるそうなので、そういうことをしてこなかっただけ楽でした。

そういうことを想像すると、怪しいものだと分かっていて、断るつもりだから問題ないと思っていても、そのような誘いには乗らないことがいちばんだと思います。

それではまた!

このブログを書いている人はこんな人

こうりん
中年です。サラリーマンやってます。
東京オリンピックまでには東京を脱出します。