こんにちは。
僕は趣味のひとつに山歩きがあります。東京に住んでいるので、行くのはもっぱら奥多摩とか高尾とか丹沢の、いわゆる低山です。
ある日、神奈川県のある山の下山途中で、宮ヶ瀬ダムに立ち寄りました。そこで管理センター的な建物に入った際、カウンターに何やら名刺のようなカードがあることに気がつきました。それがダムカードでした。
ダムカードとは
ダムカード、これは何だろうということで頂いてきたのですが、国土交通省のダムのページにその説明がありました。抜粋すると、
国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理するダムでは、ダムのことをより知っていただこうと、平成19年より「ダムカード」を作成し、ダムを訪問した方に配布しています。
(中略)
カードは、国土交通省と水資源機構の管理するダムのほか、一部の都道府県や発電事業者の管理するダムで作成し、ダムの管理事務所やその周辺施設で配布しています。
平成19年から配布してたんですね、今まで知りませんでした。
ダムカードには写真にあるように、ダムの全景はもちろんのこと、いつ造られたかとか貯水量などが記載されていますが、カードのオモテ面に気になる表記があります。
ダムカードの表記
まずカードの右上ですが「FNWP」と、何やらアルファベットが並んでいます。これはダムの目的を表しているそうです。要するに何のために造られたダムなのかを示していて、それぞれ以下のような意味があるそうです。
ダムの目的(※)
- F:洪水調節
- N:河川の正常な流量の維持
- W:上水道
- I:工業用水
- A:かんがい
- P:発電
なので、上の「石小屋ダム」は、洪水調節、河川流量の維持、上水道、発電の4つの目的のために造られたということです。次に右下のアルファベットが一文字ありますが、これはダムの形式を表しています。
ダムの形式(※)
- G:重力式コンクリートダム
- HG:中空重力式コンクリートダム
- A:アーチ式コンクリートダム
- GA:重力式アーチダム
- E:アースフィルダム
- R:ロックフィルダム
- MB:可動堰
※国土交通省のページより抜粋
「石小屋ダム」は重力式コンクリートダムということなんですね。ダムの種類については以下のサイトが便利です。
名刺大の大きさのカードですが、この2つの記号だけでも、ダムのことをかなり知った気がしませんか?他のダムカードも見てみたいと思うけど、しかし僕はこの2枚しかまだ持っていないのです。
ダムカードはどこで手に入れるのか?
ダムカードを手に入れるには、もちろんダムに行きます。大抵は管理事務所のような建物があるので、そこへ行くと手に入ります。ただし平日しか開いてないところもあるので、土曜日曜にと思うと手に入れられないことがあります。
これも国土交通省のページからですが、「ダムカード配布場所一覧」というのがあるので、興味を持った方はぜひ訪れてみて、ゲットしてみてください。
それではまた!